赤ちゃんと一緒に旅行したいという際には新幹線に乗ることもありますよね。
または里帰り先から自宅へ赤ちゃん連れで新幹線に乗ることもあると思います。
その際に気を付けるべきこととおすすめ&実際に乗ったときのレポを交えてご紹介します。
私は新幹線ののぞみで大阪から東京へ。東京から大阪へ旅行で赤ちゃん(1歳1か月児)連れて移動しました。
新幹線の席の予約について【ベストな席】
乗車日のちょうど1か月前の10時に11号車か12号車の特大荷物スペースつき座席がベストです。
上記がベストな席ですが、11号車か12号車が無理な場合は他の車両の特大荷物スペースつき座席を狙ってください。
以下、詳細をご説明します。
乗車日のちょうど1か月前の10時に予約する
新幹線のきっぷ予約ができる最短のタイミングは、「乗車日の1ヶ月前の午前10時から」となり、この日が「発売開始日」にあたります。
激戦らしく、かなり早い時期に予約しないと取れません。
この10時開始と同時に予約しようとしても無理だったという話を聞きました。
特に多くの人が動くGW、年末年始、お盆、連休は10時の開始と同時に動きましょう。
私は普段新幹線使いまくるヘビーユーザーなのですが普段の感覚の「ちょっと早く東京駅着いたから1本早い電車に変えるかー」というノリで予約取ろうとして盛大に失敗しました。
ド平日の乗車人数が少ない時間帯でも2週間前の予約で乗りたい席が全滅していました(涙)。
11号車か12号車
11号車には「広いデッキ」「広いトイレ」「多目的室」があります。
12号車と11号車の間にこの空間があるので、11号車か12号車に席を確保できていると赤ちゃんが泣いたりおむつを替えたりするときに非常に便利です。
赤ちゃんが泣いた時にあやすために席を立ってちょっと広いデッキで歩き回ったりもできます。
デッキに行けば電話をしている人もいるし赤ちゃんが多少泣いても全然大丈夫な雰囲気です。
多目的室は体の不自由な方の利用がなければ子供連れでも使わせてくれます。
使用したい場合は車掌さんに声をかけましょう。車掌さんは車掌室に1人はおられるということです。
車掌室はN700系では8号車、700系では10号車です。
700系は少ないので基本的に8号車です。不安な場合は乗車駅の改札の駅員さんに事前に聞けば車掌室が何号車か教えてくれます。
特大荷物スペースつき座席
ベビーカーを持っていくなら特大荷物スペースつき座席の予約をおススメします。
特大荷物スペースつき座席とは新幹線の車両の最後尾にある席の後ろが荷物置きスペースにできる十分なスペースがある座席のことです。
縦・横・高さ3辺の合計が160cmを超える特大荷物を新幹線車内へ持ち込む場合には特大荷物スペースつき座席が必要です。
予約せずに持ち込んだ場合は持込手数料(1,000円)が必要となります。
特大サイズのスーツケースを持ち込む時にはこの席の予約が必須です。
ベビーカーは予約せずに持ち込んでも持ち込み手数料は請求されないのですが自分の座る座席に置いておこうと思うとめちゃくちゃ狭いです。苦痛なレベルです。
また、特大荷物スペースではベビーカーに赤ちゃんを乗せたままでもおいておけることができます。
ベビーカーに乗せたまま眠っていてもらえると非常に助かりますね。
こちらはベビーカーのサイズによるので実際にスペースに入れてみないと入るかどうかわかりません。あらかじめご了承ください。
赤ちゃん連れで予約してはいけない席
赤ちゃん連れで予約してはいけない席というと語弊があるかもしれませんが、予約してしまうとキツイ席はコチラです。
グリーン車
グリーン車は席が広くて快適なイメージがありますが、逆にそれがネックになります。
グリーン車は快適に移動したい方が高いお金を払って買う席なので比較的静かで騒ぐ子供に対してイライラしがちです。
赤ちゃんがちょっとぐずったり声を出すだけでとても目立つので親の精神的に削られると思うのでグリーン車の予約は避けましょう。
ベストな席が取れなかった場合
おススメするベストな席が取れなかった場合、優先すべきねらい目の席は
①どこの号車でもいいので特大荷物スペースつき座席
②11号車か12号車の席
です。
特大荷物スペースつき座席が取れなかった場合
特大荷物スペースつき座席が取れなかった場合は新幹線の乗車後に車掌さんを探してベビーカーをどこかに置かせてもらえないかを確認しましょう。
どこかの特大荷物スペースに荷物を置ける余裕があればそこを使わせてもらえます。
車掌さんの断りなしに勝手に空いているところに置くとトラブルの元になるので必ず確認しましょう。
特大荷物スペースはこの席を予約した人のものなので勝手に使うのはNGです。
車掌さんはだいたい8号車にいますので車掌室を探しましょう。
新幹線移動の日が近づいたらやるべきこと
乗り換えの駅の構内マップを見てルートを確認しておく
乗り換えの駅の構内マップを見てルートを確認しておくと比較的スムーズに移動ができます。
ベビーカーで移動する場合はエレベーターの移動が必須なのでエレベーターの位置を確認しておきましょう。
エレベーターがない方の改札からうっかり入ってしまうと入場取り消し処理をしないといけなかったりベビーカーを担いで移動する必要が出てきます。
どこでお土産や駅弁を買うのかなども確認してエレベーターを使った移動ルートを確認しておくと時間のロスが減ります。
新幹線内で食事をしようとする場合、抱っこ紐で抱っこしておくつもりならおにぎりやサンドイッチなどの片手で食べられるものをチョイスすると良いですね。
普通にお弁当食べようとしたら赤ちゃんを抱っこしているために一人では全然食べられませんでした。
乗り換え時間に余裕を持ったスケジュールを立てる
乗り換え時間に余裕を持ったスケジュールを立てることは本当に大事です。
大人だけであれば10分の乗り換え時間でいけたとしても赤ちゃん連れだと1時間の乗り換え時間を見てスケジュールを立てました。
理由としては
①エレベーターを求めてホームを端の方まで移動することがある。
②エレベーター待ちの行列ができていることがある。
③行こうとしていたルートを間違った場合に時間をロスする。
④おむつを替えるための多目的トイレも混む。
⑤新幹線に乗り込む前に抱っこ紐を装着する時間が必要。
などです。
新幹線の乗り換え駅はスーツケースなど大きな荷物を持っている方が多いのでエレベーターが混みます。
また、駅で何かトラブったり駅員さんに聞きたいことがあったりしても改札の駅員さんのところにもちょっと列ができていたりと時間ロスする要因がはらんでいるので「駅でまったりするか」ぐらいの気持ちで余裕を持ったスケジュール立てましょう。
私は1時間の乗り換え時間をスケジュールに入れていました。
新幹線内で使うものをスムーズに出せるようにマザーズバッグの上の方に入れる
新幹線内で使うものをスムーズに出せるようにマザーズバッグの上の方に入れておきましょう。
新幹線内では抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしていたので狭い座席内では荷物を取るのも一苦労でした。
普段なら余裕でできるバッグ内から荷物を探す作業も大変だったので、離乳食、ミルク、お菓子、ジュースなど取り出しやすいバッグの上の方に入れておきましょう。
新幹線移動の当日にやるべきこと
新幹線に乗る前のホーム上で抱っこ紐装着
新幹線に乗る前のホーム上で抱っこ紐を装着してベビーカー畳んでおきましょう。
新幹線内に乗り込む時には後ろから人がどんどん来るので新幹線内でベビーカーを畳もうとすると人を待たせてしまって渋滞してしまいます。
新幹線に乗り込む際には新幹線に入ってすぐに席に座れるように準備しておきましょう。
新幹線移動レポ
今回は赤ちゃんを連れての初めての新幹線移動です。
新大阪から東京駅に向けて初めて新幹線に乗りました。
東京のホテルの15時チェックインに合わせていくために新大阪を正午ぐらいに出発する新幹線に乗りました。
新大阪駅は地下から2階へなどエレベーターを使わなければいけない場面が多く、またエレベーターが混んだりして待つ時間もかかるので新幹線が出る時間の1時間前に新大阪駅に到着するようにスケジュール組んで動きました。
普段1人だと新幹線への乗り換えは15分ぐらいの時間を見ているのですがベビーカーの赤ちゃん連れだと1時間見ておかないといけないだなんてほんと大変だネ★(白目)
事前に新大阪駅構内の案内図を見てエレベーターがどこにあるのか確認しておくことがやはり大事だと思いました。
新幹線に乗るためにJRへ向かう時のエレベーターって地下鉄御堂筋線から行くとかなり遠くにあるんですよね…。
乗り換え時、新幹線の中で食べるためのランチを新大阪駅で購入しました。
今回、ネットで調べておいしそうと思ったのは4つ。
・鶏太郎:とり屋さんの幕の内弁当
・やまもと:すじねぎ焼き
・柿千:たこむす
・御菓子 絹笠:とん蝶
とり屋さんの幕の内弁当はJR新大阪駅の構内に売っています。新幹線の構内でないので注意です。
新大阪在来線の駅構内にある駅マルシェ内にお店があります。
地下鉄の新大阪駅から行くと新幹線の乗り口が先にありますが、そこはスルーして在来線の改札内へ行ってください。
ねぎ焼やまもとは新大阪の駅構内にあります。大阪のれんめぐりという大阪の有名店が入っているフードコートっぽいのがあるのですがその中にお店があります。
持ち帰りでオーダーしてから焼いてくれるのでちょっと時間かかります。5分ぐらいかな。
余裕持って行った方がいいです。並んでるともっと時間かかっちゃいますしね。
たこむす、とん蝶は新幹線の改札内の駅弁のお店に両方売っていました。
ちなみに新幹線乗る前のトイレは激込みです。
特に女子トイレ。
多目的トイレも他の方が入っておられると時間かかるので余裕見ておく必要ありますね。
新幹線のホームへ上がるためのエレベーターもかなり混んでました。
スーツケース持っている方がたくさんおられるので混んでて3ターンぐらい待ちましたね。
新幹線内ではベビーカーを畳んで抱っこ紐で娘を抱っこする予定にしていたので、新幹線のホームで娘を抱っこ紐に切り替えました。
マザーズバッグが重かったのでマザーズバッグを積んだままベビーカーを押して新幹線内に持っていき、新幹線内でベビーカーを畳もうとしたのですがこれが大失敗。
マザーズバッグを降ろしてベビーカーを畳むのに多少時間がかかったため後ろが大渋滞。
めちゃくちゃ迷惑な人になってました。ほんと申し訳ない。もっとスムーズに畳めると思ってたよ。
特大荷物スペースつき座席の予約が取れれば自分たちの座席の後ろにベビーカーや荷物を置けるのですが、今回私たちは予約が取れなかったので着席後に車掌さんを探しに行き、特大荷物スペースにベビーカーを置かせてもらっていいか車掌さんに確認しました。
結果的に今回はスペースが空いていたので置かせてもらえましたが物理的に空いていない場合は無理そうです。
ベビーカーをどこかに置けない場合は畳んで足元に置くことも小柄な女性なら可能です。
可能ですが、脛や膝など足にガンガン当たるので正直めちゃくちゃしんどいです。
夫が腰をやられているため私が娘を抱っこ紐で抱っこしていましたが、抱っこしている側は新幹線の席の前の机を出すことができません。
新幹線内で娘に先にご飯を食べさせてから「よし、大人のごはんするか!」と思いましたが弁当とか正直食べられん…。
身体の前に娘いるので弁当広げて食べるのは無理でした。
夫に食べさせてもらう形でなんとか食べましたが、おにぎりやサンドイッチみたいに片手で食べられるものにしておけばよかったとかなり後悔。
とん蝶が一番食べやすかったです。とん蝶おすすめ。
娘がお腹のところにいるので胃が圧迫されて正直全然食欲なかったです。
臨月時のしんどさを改めて思い出す新幹線移動でした…。
あ、新幹線内から富士山見えました。写真はおもいっきり逆光でした。
富士山が見える方向は新幹線の2席の席の方角です。
富士山が見えるタイミングは新大阪駅から約1時間40分後に静岡駅を通過します。
窓際から前方をみると富士山が見えます。
このあたりからトンネルがちょこちょこあるのでカメラ構えておきましょう。
私が乗っている時は新幹線アナウンスで「左手に富士山が見えます」とアナウンスありましたがアナウンスない場合もありますので富士山を見たい。写真撮りたい場合は時間を気にして窓の外をチェックしておきましょう。
新幹線に乗ったら寝てくれるかなーと思っていた娘は全然寝ず、ラスト20分ぐらいでようやく寝ました。
娘を抱っこしてない夫は横の席でスマホ見てましたが私の方は娘にかかりきりでしたね。
スマホ見てたら娘がスマホ取り上げようとしてくるし。
huluでダウンロードしてきた映画をスマホで見ようと目論んでいましたが全く見られずでした。
東京駅は終点なので、東京駅に着いたら他の乗客の皆さんが全員降りてから落ち着いて降りました。
東京駅のホームでベビーカーを開いて娘を乗せて、よし出発。
東京駅の新幹線ホームから在来線に乗り換えするのですが、新幹線ホームのエレベーターも列ができてましたね。
スーツケース組、ベビーカー組、車いす組で3ターンぐらい待ちました。
東京駅構内も意外と4段ぐらいのエレベーターもスロープもなしの階段があったりで移動になかなか苦労しました。
東京駅構内もエレベーターの選択を失敗すると途中で面倒なことになるのでしっかりマップチェックしていきましょうね。
階段しかなくてどうしようもないところはいちいち娘をベビーカーから降ろして抱っこして上がったり下りたりしました。
まとめ
新幹線の席の予約についてベストな席は乗車日のちょうど1か月前の10時に11号車か12号車の特大荷物スペースつき座席を取りましょう。
赤ちゃん連れで予約しない方がいい席はグリーン車です。グリーン車は避けましょう。
ベストな席が取れなかった場合は特大荷物スペースつき座席だけでもいいのでここを狙いましょう。
特大荷物スペースつき座席も取れなかった場合は当日の乗車後に車掌さんに相談しましょう。
新幹線移動の日が近づいたらやるべきことは
①乗り換えの駅の構内マップを見てルートを確認しておく
②乗り換え時間に余裕を持ったスケジュールを立てる
③新幹線内で使うものをスムーズに出せるようにマザーズバッグの上の方に入れる
上記3項目です。
新幹線移動の当日にやるべきことは、新幹線に乗る前のホーム上で抱っこ紐を装着してベビーカーを折りたたんでおくことです。これによってスムーズに乗車できます。
初めてのベビーと一緒の新幹線旅行、戸惑うことも多いと思いますが事前に準備しておくことである程度快適に過ごすことができます。
しっかり準備して楽しい旅行にしましょうね!
初めての赤ちゃんとの新幹線旅行の参考になれば嬉しいです。
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