私は出生前診断で初期胎児ドック(初期胎児ドックと絨毛検査)と中期胎児ドッグの2回を受診しました。
その時のレポをお伝えします。
今回は中期胎児ドックについてです。
中期胎児ドックを受けた理由
まず、何故中期ドックまで受けたかというと、ダウン症については大丈夫と初期胎児ドックで判定が出たのですが、五体満足か、そのほかに産まれてから大変になるような要素がないかという心配もあったからです。
人工妊娠中絶手術が受けられるのは妊娠22週未満(21週6日)までなので、もし中期ドックで明らかな異常が見つかれば堕胎しようと思っていました。
夫も手術をして今は全然わからないのですが、口唇裂口蓋裂という先天性の異常があり、歯や口の手術などを小さいころしたようです。
うちの社員にも口唇裂口蓋裂の人がいるのですが、30歳手前でも舌ったらずで話が聞き取りにくいことや、まだあごの手術が必要とのことで会社を欠勤するなどの話を聞いており、大変だなと感じました。
口唇裂口蓋裂は手術でほぼ治るそうですが、遺伝的な要素もあるということでそこも気になっていました。
中期胎児ドックの流れ・レポ
中期ドックは11時半の予約でした。
受付に入ると受付の方が開口一番
「お昼食べてこられました?」
あ、いやな予感。
話を聞くと、前の予約の患者さんがまだ終わっていなくて立て込んでいるため、お昼まだならお昼食べてくるぐらいの時間があるのでお昼行ってくださいとのことでした。
残念ながら早めにランチしてしまっていたのでおとなしく待合室で延々待ちました。
先に体重、血圧を測ってから1時間半ぐらい待合室で待ち、ようやく診察室へ。
いつもの診察室で待っていると若い先生がやってこられました。
お腹にジェルを塗ってエコー検査しましたが、見たいところが胎児の姿勢のせいで見えないらしく、
「見えないですねー、うーん」
と唸りながら見えるところだけチェックしながら看護師さんに指示を出していました。
「赤ちゃん動かすために、ちょっと立って足踏みしててもらえますか」
ということで診察台から降りて私は10分ぐらい足踏みしていましたね。
胎児の状態で見えるとこ見えないところはあると思いますが、見えてチェックできるまで付き合ってくれるのはクリフムのいいところかもしれませんね。
看護師さんが来るまで足踏みを続け、診察台に戻ってしばらく待っている間に寝てしまっていました。
再び若めの先生が来られて1時間ぐらいエコーで見てくれました。
今度は見たいところが見えていそうでした。
実際の写真はこんな感じ。
その間に気になっていた
- 初期胎児ドッグで胎児の身体をチェックしていた時にみつけた異常のこと
- 口唇裂口蓋裂のこと
- 男女はどっちですか?
など先生に聞いてみたりしました。
その結論については
・初期胎児ドッグで胎児の身体をチェックしていた時にみつけた異常のこと
→今のところその異常は見えなくなっている。
でも今見えてなくても完全に正常に戻っているとは言い切れない。
たまたま見えないだけかも。また後期ドックで見てみましょうか。
・口唇裂口蓋裂のこと
→口はきれいにできているので口唇裂口蓋裂ではない。
・男女はどっちですか?
→20週目以降じゃないと教えられない。
私は19週5日目であと2日で20週目突入なのですが教えてもらえませんでした。
若い先生が色々チェックしてくれてから「しばらくお待ちください」で待ち。
また待ち時間に寝てしまってました。
そしてバタバタあわただしくなって院長先生が来られました。
お腹にジェルを塗るエコーと膣経由のエコーとを駆使しながらちゃきちゃきと院長先生がチェック。
こちらも30分ぐらいで相談に答えてもらいながらチェック完了しました。
その後若い先生から別室で中期ドックの内容の説明がありました。
中期ドックの結果としては今のところ問題ない。
しかし、初期ドックの時気になっていた異常のところは今見えていないだけかもしれないので後期ドックおススメします。
また、後期ドックでは脳の中もチェックできるので後期ドックしておくと安心ですよ
というお話をいただきました。
そして、会計なども終わったのは17時半でした。
中期胎児ドック(初期胎児ドックと絨毛検査)の所要時間
中期胎児ドック(初期胎児ドックと絨毛検査)の所要時間 ・かかった時間についてですが、
11時半予約で終了したのは17時でした。
計5時間半
初期ドックと一緒でほぼ丸一日かかりますね。
自分の前の人がどれだけかかるか、また自分自身の胎児の状態(異常があるかどうか、そもそも見える位置にいるか)などによっても大きく左右されそうです。
私でそんなに異常なかったのにこの時間かかっているので、他の病院で一度見てもらって精密検査のために来られる方はもっとかかるんじゃないでしょうか。
中期胎児ドックで結果がわかるまでの日数
即日、中期胎児ドック受けた20分後には検査結果がわかります。
初期胎児ドックの値段
気になるお値段はクリフムの公式ページを見ても中期ドック、結局いくらかかるのかは明確に書いてないんですよね。
実際のところこのような感じです。
受付手数料:550円
胎児ドック:41,800円
説明相談料:3,850円
文書料:5,500円
消費税:4,700円
合計:51,700円
上述しましたが、男女を知りたいといわなければ5500円の文書料はなかったんじゃないかと思います。
実際に中期ドックの説明時に何も文書もらわなかったので。
クリフムでの性別判定
20週以降で男女の性別判定の希望を伝えるとなぜか郵送で送られてきます。
文書料で5,500円という記載が明細にあったので、もしかしたらこれが性別の判定料&郵送料&手数料なのかもしれません。
私は判定の手紙が来る前に普通の病院であっさり「あ、女の子ですねー」と教えてもらえたのでこれは無駄だったなーと思いました。
20週を超えてからクリフムの方でメモを書いて郵送してくれるので、20週と3日目ぐらいに手元に郵送で届きました。
本当に1枚のメモに「お子さんは女の子です」と書かれているだけです。
クリフムの胎児ドックを受けるメリット・デメリット
クリフムの良いところ(メリット)
・先生がプロなので安心感がある。
・ちゃんと検査するところが見えるまで時間かけてつきあってくれる。
クリフムの良くないところ(デメリット)
・胎児ドックの時間がかかる
・胎児ドックの価格が高い、不明瞭
・不安を煽っていろいろ検査するように勧めてくるので、どこまでが必要か、どこまでやるのかを自分で単語などを調べながら決める必要がある。
全体的な感想
良いところ、悪いところもありますが、私は初期ドックと中期ドックはやってよかったなと思いました。
お値段も高いし時間もかかるけれど、やはりこれだけのことをして安心できる先生に見てもらえたので安心して産めます。
もちろんこの初期ドックと中期ドックでわからないような障害を持って生まれてきたとしても、親としてできるだけのことはやったという自負はありますのでそれは甘んじて受け入れます。
もし、ここで胎児ドック受けずに障害を持った子が生まれてきたら「あの時やっておけばよかった」と後悔しそうですし。
障害の有無は子供の一生を決める大事な要素ですので、今回のレポが参考になればうれしいです。
初期胎児ドックはこちらにレポありますのでご確認くださいませ。
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