無痛分娩での出産ってお金かかるイメージあるけど実際どうなの?いくらかかるの?
という疑問にお答えするため、今回は千船病院で出産する場合の費用、金額についてご紹介いたします。
不測の事態にどれだけ対応したかなどで金額は変わってきますし、もちろん病院によっても異なります。
あくまでも一例としてご参考いただきますよう、よろしくお願いいたします。
わたしの場合は以下のような条件でした
・時期:コロナ蔓延中の2022年1月の平日
・入院時間:夜の8時頃に陣痛のために病院へ到着、そのまま入院
・出産までの時間:11時間
・出産方法:無痛分娩
・入院期間:出産当日から退院まで含めて5日間
・部屋:出産当日は大部屋、1日目~4日目は個室
・検査:任意の新生児聴覚検査を受診
支払い総額
結論から申し上げると
270,810円病院にお支払いしました。
出産の次の日に一時金として200,000円をカードで支払い。
残りは2週間健診の時に70,810円をカードでお支払いしています。(私は退院日が休日だったのでお支払いするところが閉まっていたため)
お支払いはカードがお得です。病院への支払い金額でももちろんポイントつきます。
こちらが医療費請求書兼領収書です。
自費分と保険適用分とを合わせて総額690,810円です。
総額では690,810円でしたが、出産育児一時金医療機関直接支払制度を使ったので自動的に42万円分が引かれています。
そのため、270,810円を病院にお支払いしました。
ご参考までに出産費用明細書はこちらです。
42万引かれていることがわかります。
何にどんな費用がかかるのか
具体的に何にどんな費用がかかるのか、できるだけ安く済ませたいという気持ちは痛いほどわかりますが自分で調整できるのは以下の3項目のみです。
・無痛分娩費用
・個室代
・任意の新生児聴覚検査費用
なぜならその他、いつ陣痛が来て生まれるのか、どのような状態でどんな処置が必要なのかは私たちが選択できる余地がないためです。
色々な条件で金額変わりますが、これだけかかるのに同意しますよという同意書がこちら。
実際の明細書はこちら
以下、詳細をご説明します。
無痛分娩費用
無痛分娩費用は10万円です。
このほかに無痛分娩を行うために事前に麻酔科の説明を受けるための受診費用が必要です。この受診は9か月目/34週目の妊婦健診レポで記載しています。
しかし受診費用は忘れてしまいました、申し訳ございません。
麻酔科の説明の詳細は以下のブログからご確認ください。
個室代
個室は洋室、和室などの種類やランクによって5パターンの金額があります。
・特別室日額33,000円(税込み)
・個室16,500円(税込み)
・個室13,200円(税込み)
・個室11,000円(税込み)
・個室8,800円(税込み)
ランクやどの個室にするのかによって金額が異なります。
予約ができないため、入院する段階にならないとどの個室が空いているかわかりません。
事前に個室ならいくらまでの個室に入りたいかの希望を聞かれます。
その後実際に個室が決まれば書面で申し込みをします。
実際の書面はこちら
私は出産当日は個室が空いていなかったために大部屋でした。
次の日の午後から和室の部屋(個室料16,500円)に4日間おりました。
こちらは24時間でこの金額というものではないので、実質は1日目の午後~4日目の午前中まででしたが4日分かかっています。
明細で言うところの室料差額がこの個室代に当たります。
差額ということはおそらく通常の大部屋で1500円かかる。
個室代が16500円なので16500円から1500円引いて15000円、それが4日分ということで6万円請求されているのだと解釈しました。
実際の病院内の部屋、個室についてのレポはこちら。
任意の新生児聴覚検査費用
生まれて間もない赤ちゃんを対象とした耳が聞こえているかの検査です。
こちらは妊婦健診の時に使っていたチケットを使うと補助が出ます。
補助を使って2680円でした。
診療明細書の「新生児聴覚検査AABR(大阪市AABR差額)」と記載されているものです。
その他の自己負担費用
無痛分娩費用・個室代・任意の新生児聴覚検査費用以外の費用は絶対にかかってくる費用です。
出生届産科文書料:3,300円
産科医療保障制度:12,000円
分娩に関連して重度脳性麻痺となった赤ちゃんを補償するための保険のようなもの。
分娩セット:13,000円
分娩着
お産ナプキン(Lサイズ2袋・Mサイズ1袋)
T字帯
出産直後パッド
リペアニプル(乳頭ケアクリーム)
おしりふき(2個)
臍箱
赤ちゃんの帽子
シャンプー・コンディショナー・ボディソープ (アロマエッセ)
洗顔料(ビオレ)
これ貰えるんじゃなかった。13,000円で買ってたんだね★
入院料:40,000円×6
陣痛で病院に来た夜から数えて退院までの日数は6日なので×6なのでしょう。
分娩介助料(時間内)標準
分娩介助料とは、分娩時に異常が発生し、鉗子娩出術、吸引娩出術、帝王切開術等の産科手術およびこれに伴う処置等が行われ、入院、産科手術等が療養(保険)の給付になった場合の助産師による介助のことです。
私は分娩台に上がったのは夜でしたが生まれたのは10時頃だったので時間内になったようです。
おむつ代:300円×5
生まれてから5日間という意味で×5なのでしょう。
血液型検査:2,000円
血液型を教えてくれます。しかし生まれてすぐは本当にこの血液型かどうかわからないと言われました。うーん、これはどうなのか。今考えると必要ないんじゃないかとちょっと思いますね。でもこれは任意ではなく普通にチェックされて請求されていました。
ガスリー(先天性代謝異常症検査):4,000円
任意ではなく強制でやる検査です。受ける前提で話が進んでいたので。
この検査が必要な理由は以下の通りです。
赤ちゃんが生まれつきの病気をもっていることを知らずに放置すると、のちに障害が出てくるような病気があります。このような病気を生まれてすぐに検査し、見つけて治療することによって、知能障害や発達障害を予防したり、また重い症状が出ないように注意して日常生活をおくることができます。
新生児管理料:10,000円×5
生まれた赤ちゃんを午前中見てくれていたり、夜中にお世話したり、検査したりする費用です。
こちらも生まれてから5日分ということで×5になっています。
その他の保険負担費用
コロナの検査、会陰切開の痛み止めの薬、分娩時の点滴、母乳を止める薬などです。
健康保険組合からの出産育児付加金
病院の支払いで自動的に引いてもらっていた42万円以外に、健康保険組合からの出産育児付加金というものが産後2か月ほどで銀行に振り込みされていました。
金額としては50,000円です。
最終的に支払った金額
産後2か月後に振り込まれていた分を考えると病院にお支払いした270,810円から50,000円を引いて、本当に自分で支払った分は220,810円です。
今後千船病院で出産を検討されている方のご参考になればうれしいです。
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