今日は男性目線からの「専業主夫をおすすめしない理由」をお伝えします。
専業主夫のデメリットです。
うちは専業主夫してもらっているのですが、何度も夫には
専業主夫は人生積むよ、ほんまにええんか??
と確認&念押ししています。
なぜ私が専業主夫をおすすめしないかの理由をお話します。
途中までは専業主婦も一緒なので女性の方も見てみてください。
途中まで男女一緒なので専業シュフとカタカナ表記にします。
専業主夫のデメリット
■専業シュフのデメリット
①専業シュフは楽で暇だと思われている
②家事を完璧にやって当たり前だと思われる
③孤独
④地域などの社会で人との関わり方が面倒
⑤自由に使えるお金がない
⑥再就職が難しい
⑦家計をやりくりするのが大変
⑧経済的に自立していない
⑨パートナーのご機嫌伺いをする必要がある
■専業主夫のデメリット
⑩離婚後、死別後に人生のやり直しがきかない
⑪圧倒的にモテない
⑫周りからの目
⑬友達との会話に困る
以下、詳細に解説していきます。
①専業シュフは楽で暇だと思われている
残念ながら世間一般にはやはりそう思われます。
ごめんなさい、私もそう思っていました。
独身時代は自分でも普通に仕事しながら家事できていましたし。
どこまでの家事を日々するのかにもよるのでしょうが、普通に土曜日にまとめて家事した後は「暇やなー」と思っていました。
夫も子供がいない時代は、平日に私が在宅ワークしてると横でずっと漫画読んでいたり、ゲームをしていたり、アニメを見たりしていました。
私自身は彼が楽しければそれでいいかなと思っているので特に文句はありませんが、やっぱり楽で暇そうだなと思ってしまいます。
しかし、子供が生まれると一気に状況が急変するんですけどね…。こどもが生まれると専業シュフにはまとまった休みが全くなくなります。
②家事を完璧にやって当たり前だと思われる
私の仕事は外で働いてお金を稼いで家に入れること。
専業シュフの仕事は家事をすること。
そしたら家事ができていなかったら
あれ?私はお金を入れるっていう仕事してるのに、あなたは仕事してないの??
ってなりますよね。
運動しようと思っていたのに、私のスポーツブラのストックが棚になくて
あれ?スポブラないよ?
あー、洗濯してなかった
ってなったときやっぱり
オイ、仕事しろよ(‘Д’)
って思っちゃいました。
専業シュフは家事育児が仕事という認識をしているので家事や育児がおろそかになっていると仕事をしていないとみなされます。
③孤独
家で一人は孤独ですよね。
家事も一人で黙々とやりますし、何かトラブルが起きたり、相談したくても相手がいない。
他人とコミュニケーションを取りたくない人であれば問題ないのでしょうが、普通の感覚だと人と会話しないと精神的に辛くなってきます。
私は受験勉強しているときに塾の自習室に朝から晩まで延々籠っていた時期がありましたが、夜にコンビニで「お弁当温めますか?」がその日初めての会話だった時に泣きそうになりました。
④地域などの社会で人との関わり方が面倒
専業シュフだと町内会やPTA役員みたいなものを押し付けられます。
私は若手女性経営者という物珍しさから経営者会や業界団体の役員を押し付けられそうになることが多々ありますが、
すみません、仕事忙しいので役のお勤めができずにご迷惑かけちゃいます…
と言ってやんわり断ってます。
逆に専業シュフだと時間の融通利くはずなので断ることが困難です。
会社だと上下関係でズバッと「上司の決定に従え」で済みますが、みんなが同列の町内会やPTAは役やらされるとめんどくさいですね。
⑤自由に使えるお金がない
誰にも報告せずに使えるお金はないと思っておいた方がいいです。
私は生活費口座を作ってカードを彼氏に渡していますが、基本的に生活費使用のみ。
何か欲しいものがあれば私と一緒にいるときか、許可を取って買っています。
欲しいものを言われても私個人的にそれが必要かどうかのジャッジをして購入しています。
生活に必要なもの、ある程度の価格の服はOKですが、「こんな高いものいらない」と思ったらもちろん購入しません。
外で働いていると会社にもよりますが、日当が現金支給だったり、支払いの口座を別にしておいて奥さんには給料20万しかないように見せかけておいて、昇給分を別口座にして支払いを2か所に分散して自分のお小遣いを蓄えている社員もいます。
モノを買うのにパートナーのご機嫌取りをしないといけない。または了承を得ないといけないのはとても面倒です。
⑥再就職が難しい
外で仕事をしていなかった期間が長ければ長いほど就職では不利になります。
これは実際に私も面接する立場なのですが、外で仕事をしていなかった期間が長ければ長いほど浦島太郎状態になっているので本当に会社で使えるようになるまでの期間を要すると考えています。
また、「専業シュフを一度選んでいる」ということで「楽したいマインドを持っている」と思われてしまいます。特に面接官や採用決定権者が男性や年配の方であればなおさら専業シュフは楽だという思い込みを持っています。
楽したいマインドを持っている人を会社で採用したくはないのでやはり資格を持つなどの向上心が見えるものがないと再就職は厳しいです。
後述しますが、それが専業主夫となると絶望的です。
世の中でほぼ認知されていない専業主夫をしていたとなると「何かあるで」と思われます。
一度離れたレールに乗ることはほぼ不可能。そこまでの覚悟があるかを考える必要があります。
⑦家計をやりくりするのが大変
「一定の収入の中でどう配分するのか、何がお得なのか、費用対効果は?」など、考えなければならないことが多数あります。
しかも収入についてはパートナーに依存する他に方法がないので、支出をどう抑えるのかだけで家計を回すのは余計に大変です。
⑧経済的に自立していない
上記にもありましたが、パートナーの収入に頼るということは相手のご機嫌伺いが必須になります。
パートナーのことが嫌になっても経済面を考えると逃げられないという状況になります。
また、パートナーの死で経済的に大変になるということも考えられます
保険に入っていたとしてもその保険で一生生きていけるかというとツライでしょう。
相手に依存することはとてもリスキーです。
⑨パートナーのご機嫌伺いをする必要がある
上記と被りますが、相手に依存するということは自分の生殺与奪を相手が握るということです。
専業シュフの仕事は外注できる仕事なので、必要ないと思ったら離婚される可能性があります。
経営者仲間でも「家事はハウスキーパーを入れる」という人が結構います
ここだけの話、成功してる経営者はサイコパスが多いです。
情で判断しないのでメリットデメリットを検討していきなりズバッと切ります。しかも弁護士などのツテもあったりするので周りを固めて権利を相手に渡さないようにしてから動きます。
旦那様がやり手の経営者の奥様、お気を付けください。(小声)
ここからは専業主夫のデメリットです。
⑩離婚後、死別後に人生のやり直しがきかない。
一度離婚や死別になると人生のやり直しがきかなくなります。
⑥でお伝えしたように再就職は絶望的。また、再就職ができなかった場合にまた専業主夫になろうとしても大多数の女性からは恋愛対象になりません。
うちも仕事をしている状態で気が合うなーと思って付き合ってきた上での専業主夫なので、「まぁ彼と一緒にいれるならいいか」という気持ちでしたが、いきなり「はじめまして!今まで専業主夫してきました!」という人だったらたぶんその後の発展がなかったでしょう。
⑪圧倒的にモテない
そりゃあモテません。
お金も自由に使えない、付き合ったとしても稼いでこれない。
私のように「私が稼ぐから君は家事してくれていたらいいよ!」という人がいればいいのでしょうが、残念ながら世の女性経営者や医者や弁護士などのキャリアがある人で「彼氏が無職でもいいよ!」という人はなかなかいません。
今の日本の社会では専業主夫は絶望的にモテません。
⑫周りからの目
周りからの目も厳しいです。
残念ながら今の日本社会は専業主婦はOKでも専業主夫は変な目で見られます。
⑬友達との会話に困る
これは予想ですが、共感できることが少なくなるので話題に困るのではないかと思っています。
現に私が逆の立場でコレです。
周りは結婚、出産、育児などをし、私自身は会社経営している。
そうなると生きてる世界が違うので考え方もモノの見方も違うし共感できない。
専業主夫仲間がたくさんいれば専業主夫仲間の共通の話題があるのでしょうが、前の会社でできた友人、大学での友人は仕事している人がほとんどなのでその会話についていけなくなるんだろうなと感じます。
まとめ
様々なデメリットを記載しましたが、一番の危惧ポイントはやはり経済的なことですね。
専業シュフ、人生の選択肢が圧倒的に狭まるので個人的にはやはりおすすめしません。
逆に言うと、この専業主夫のデメリットを見て「こんなのデメリットじゃなくてメリットやで!」と思うことができれば、専業主夫は自由な時間が持てるのでいい選択だと思います。
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